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ジョージア・オキーフに学ぶ。
ジョージアオキーフというアメリカを代表する女流画家の後半生を過ごした家を紹介した
オキーフの家という写真集が実家にありました。

ちゃんとは憶えてないのだけど、そこに
「オキーフは、それが最重要の儀式でもあるかのような手つきで洗濯物を畳んでいた」
というような言葉があって、
私はこの言葉に出会う為にこの本を開いたのだと思う位の衝撃を受けました。
他にも沢山素敵な言葉を見つけたのだけれど、その文章だけ浮き立って見えました。
私にとても必要なことだからでしょう。

人と向き合う時、自分と向き合う時、曲を作る時、仕事の時…生きる事全てにあてはまる。

洗濯物をそれはそれは丁寧に畳んでも、がさつに畳んでも、
それにかかる時間はそんなに変わらない。むしろ、丁寧に畳んだ方が後で綺麗にしまえて、
取り出す時の手間だって省けるかもしれない。それに何よりその行為が急に楽しくなる。

それに近いようなことはここ数年やっと気づいて、自分なりに楽しんでいたけれど、
そんな事をいい大人になってから「気づいた」などと言ってる時点で、
早い話、ちっとも生まれつきていねいじゃあないのだ。
マイクケーブルやヘッドフォンのコードが何故か自分が使った時だけ絡まってるもんね!
それをClooverのメンバーに「tomo巻き」って茶化されてるもんね(-.-;)。

オキーフの本の言葉に出会えたことに感謝して、肝に命じておこう。
ていねいにやるというのは、毎日がゆたかになることだね。

※ちなみにgackyくんは丁寧を地で行くタイプです。
私に隠れて食べたチョコの袋をきちんと角を合わせて畳んでバッグの横ポケットにしまい込んでいたのを
見つかって怒られました。どうやらトイレの紙も同じくきちんと角を合わせてたたんでいるらしい…。

ジョージア・オキーフに学ぶ。_b0028216_17574867.jpg
最初に芝生を植えたけど、この斜面だけはダメで、次にワイヤープランツを植えても
やっぱり斜面のままでは土が崩れてダメだったこの部分をどうするかは、数年越しの
案件でありました。(石やブロックなどでは、ボールを追うメリーにとって危ない)

今度こそはと、頑張って小さな階段状の段差を付けて透明な波板で土留めしました。
(薄くて丈夫で良いです。木材はシロアリの発生源になってしまうし、そもそも
薄手の平面の物では土の力を受け止められません。それ以外の分厚い材料では
斜面が急で狭いため、植物を植えるスペースが確保できません。)
その小さな段々畑?に大好きな、斑入りのオカメヅタを植えました。

まだ小さい苗ですが、そのうち波板と土が隠れてふさふさになる「予定」です。
急がば回れ、ていねいにやりました(笑)。芝生も綺麗になりました。
この前の縁側のコンクリート平板の時より暑い分大変だった〜!

今度こそ、上手に育ってね。

by kazztomo | 2008-07-14 18:01 | 考え事・つれづれ | Comments(10)
Commented by biscoblue at 2008-07-14 19:50 x
ていねいにやる・・・毎日がゆたかになる・・・・
身にしみるね・・・
やっぱ、面倒くさがりはいかんよね~
でも「tomo巻き」はさすがです!!
tomoさんはキャラ裏切らないね~
ほんと会ってみたいや。
でも、今回の段々畑??はいい感じだよ~
メリーも満足気?な、感じ。
昨日の実家の写真といい、tomoさんちの庭といい、見習わなければ!
ほ~んとご実家もいい雰囲気だねー。
Commented by あっちゃん at 2008-07-14 20:52 x
とってもタメになるお話。
そうなの丁寧にやるって本当に大事!
中途半端なやり方だと結局またすぐやるようになっちゃって
時間も無駄にしちゃうんだよね。

オカメヅタの成長はスゴイよ~☆
どんどん伸びるし一本が何本にもなるのです。
アパート時代に窓際に置いていたオカメヅタ
とっても貧弱で二年間育てたけれど枝分かれすることもなく
今の家になった時にどうしようかと悩んでいたら
お母さんがチョイと花壇の隅っこに植えてくれたら
もう育つ育つ(゜゜)
今じゃチョキンチョキンと切っているもんね。
tomoちゃん家のオカメちゃんはどこまで育つのか見ものです(笑)
Commented by kazztomo at 2008-07-14 21:54
>biscoblueさん

私も自分で書いておきながら、改めて身に染みますですよ…(-.-)。
何で、出掛ける時いつもギリギリで必死の形相なのか、
何で、準備万端のつもりなのにゲストが来ると私はバタバタするのか、
いっぱい疑問(反省)があります。
怠け者ゆえ、こうやって色々考える訳なのですが…。

この土留め策もこの案まで行き着くだけで、ド素人としては
紆余曲折がありました。
最初は、コンクリの小さな直方体をアトランダムに組み上げる方法や、石を積むなどあったんですが、メリーが突進して突っ込むことがあるので、それは危険でダメでした。

植物も、斜面でも生き延びてくれるのかと思いきや、雨の度に土が少しずつ流れ、根が露出してダメになっちゃうんです。
そこでようやく段々畑方式にして、土留めをすることを思いついたんですが、今度は土留めの材料で試行錯誤。
コンクリートや、タイル、石板などを考えましたが、無駄に重いのと、本文中に書いたようにぶ厚いので場所を取ってしまうなど…。

メリーもここがふさふさになるまでは踏み込み禁止だけど、ふさふさになったら突っ込んでも大丈夫で安心☆
実家と違ってメリー内弁慶様の為の運動場と化してます(-.-)。
Commented by kazztomo at 2008-07-14 22:12
>あっちゃん

そうだよね〜。やっぱり「ていねい」って当たり前過ぎることで
見過ごしがちだけど、実は奥が深いよね。

それにさ、うちの母の「家が散らかってると貧乏になる」じゃないけど、ていねいにしない事によって、あっちゃんの言う通り、
「二度手間」になったり、下手したら「食器を壊してしまったり、牛乳をこぼしたり…それが対人間だったら…(;_;)」なんてこともあるだろうなと自戒するのでした。

オカメヅタは過去に私も鉢植えでやってたことはあるんだけど、地植えは初めてなの(´∀`)♪
あっちゃんちも良く伸びているんだね☆
私も伸びの早さに期待したい!!
Commented by huum at 2008-07-15 08:17 x
オキーフの家って砂漠とかあるような中西部っぽい所でしたっけ?

僕もオキーフ好きです。

所作の洗練というか研鑽というか
何事も無駄無く卒なく程よく美しく。

人生の重要課題です。

Commented by *tomo at 2008-07-15 11:36 x
>huumさん

ニューメキシコの赤い砂漠の中の乾いた石の家です。
生き方から、作品まで、全て無駄なものを省いて研ぎすまして行くと、
ああいう風になるんでしょうか。

彼女はそりゃもう木が枯れるように、土に帰ったのでしょうね。

Commented by at 2008-07-15 17:42 x
わたしは佐藤初女さんの
「お米が息をできるように」
おにぎりをむすぶ
に感動したというか衝撃を受けたというか、
漠然とあったものの核を見つけてしまったかのようなことがありました。
そういう言葉に出会うことは事件的なかんじですよね。
こっ、これだ!
みたいな
Commented by kazztomo at 2008-07-15 19:51
>絢さん

「お米が息をできるように」ですか!目からうろこなお言葉ですね。
オキーフの本の言葉にも共通していますが、シンプルな言葉、当たり前な言葉ほど、
ハっとすることであったり、心に響くことであったりしますね。

ちなみに、私のお弁当やおむすびのご飯は高校時代から現代まで常に呼吸できていません。そんなにぎゅうぎゅうしてはいけないのですね(-.-)…。

上手なお寿司の職人さんのにぎるシャリもしっかり息が出来ていますね。

お米が息が出来るように、も、全てに繋がる言葉ですね。
Commented by taka93akane at 2008-07-21 09:18
いい感じに出来上がりましたね~。
お疲れ様です!
我が家にも斜面になった部分があって、雑草だけはしっかり根を
下ろしますが、せっかく植えたお花系はダメですね~
斜面なので土に吸水力や保水力がないと、水をやっても表面を流れて
行くだけで、中までお水がしみこんでないんですよね。
だんだん畑のようにすることで、この問題も解決ですね♪
ほんと、グッドアイディア~。 見習わなくちゃデス。

なんでも丁寧に!というのは、日常的に簡単に出来そうで
なかなか継続できないことだな~と実感します。
そのひと手間を惜しんだが為に、あとでその何倍もの手間が
かかることってよくあるな~と、この記事を読んでおもいっきり
思い当たってました(苦笑) 私も自戒しましたよ~

Commented by kazztomo at 2008-07-22 01:47
>あかねママさん

はい〜!大変だったけど、仕上がってみると
これなら今度こそイケるっていう予感がします(笑)。

斜面部分、あかね家にもありましたか!
雑草だけですよね。その雑草を抜いてしまうと、
土が乾いてボロボロと崩れてきてしまうし、困ったものです。

>そのひと手間を惜しんだが為に、
あとでその何倍もの手間がかかる

ほんとその通りですね☆
私もそれで何度泣きをみたことか〜(-.-;)。

でも、そんなダメ人間の私だからこそ、
ひとまず「心がける」ことから始めたいと思いますです…。
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