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■旅行記/9日目<ウィーン・芸術三昧編>
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今日は朝からメトロに乗って観光定番スポット「シェーンブルン宮殿」へ。

ハプスブルク皇帝の夏の離宮だったこの宮殿では、
マリアテレジア女帝などの暮らした豪華な部屋が公開されていました。
フランス革命で断頭台の露と消えた悲劇の王妃(マリアテレジアの娘)
マリー・アントワネットの部屋もありましたよ。

シェーンブルン宮殿とその広大な庭園は、世界最古の動物園を含め、
すべてがユネスコ世界文化遺産に指定されています。

■旅行記/9日目<ウィーン・芸術三昧編>_b0028216_23503430.jpgちゃんとは憶えてないけど、フランスのベルサイユ宮殿を小さくした感じで、中は流石に豪華絢爛。

ここは、会議室だったらしいんだけど、踊る会議室と(ここで連夜の舞踏会が開かれ「会議は踊る、されど会議は進まず」と言われ)揶揄されたというから、当時の感覚でも会議室にしてはチャラチャラしてたってことかな〜(笑)。

でも、宮殿を一括りにして考えると、断然スペインのアルハンブラ宮殿がピカイチ好み〜!(私の好みなんか間違いなくどうでも良いが)

■旅行記/9日目<ウィーン・芸術三昧編>_b0028216_2351531.jpg余談ですが、オーストリアもチェコもハンガリーも、犬は普通に電車に乗れます。
みんないい子でした。

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その後は、ベルベデーレ宮殿内にある、クリムト最大のコレクションを誇るオーストリアギャラリーへ。

■旅行記/9日目<ウィーン・芸術三昧編>_b0028216_0291741.jpg流石お膝元。

クリムトってウィーンらしいなぁ、しっくりくるなぁ。
接吻は想像以上に大きな作品でした。
ポスターや写真じゃ絶対に伝わらない素晴らしさ。
胸を射られてその場を動けませんでした。

クリムトはこのギャラリーにとてもお似合い。

■旅行記/9日目<ウィーン・芸術三昧編>_b0028216_2354365.jpgこの後はトラムでホテル近くまで戻り、パルメンハウスという王宮庭園の中にあるカフェでひと休み。

■旅行記/9日目<ウィーン・芸術三昧編>_b0028216_06323.jpgこう見えて100年前の建物なんですよ。

雰囲気がとても良いので心置きなくのんびりさせてもらいました。

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植物園カフェの外観。(庭園に面していて夜景もとても綺麗です。)

■旅行記/9日目<ウィーン・芸術三昧編>_b0028216_0131594.jpgその後、母と妹はホテルに帰って夜のイベントに向けてシエスタ。

私は独りでリンク沿いにあるトラムをぐるりと一周し(ちょうど皇居のお堀の周りを一周するイメージね。お掘の内側が世界遺産に登録されているウィーンのメインの街)周囲に建つ美しい建物や街の雰囲気を堪能しました。

写真は、途中トラムをふらりと降りた市庁舎前。
夜に行われるフィルムコンサートの前だったけど、沢山の人と屋台で賑わっていましたんで、つられてわけの解らないアジア飯を食べました。まぁまぁ(-.-)。

ちなみにユーロ高により、こんなものでも8ユーロ(1400円)(怒)!

■旅行記/9日目<ウィーン・芸術三昧編>_b0028216_018254.jpg修復中だったヴォティーフ教会。
綺麗だと言う夜景の時間に訪れ損ねたんですが、こちらのページに見事な夜景が載っていましたよ。

この後もウィーン市内の綺麗な建物をブラブラ観て帰りました。
都心なのに緑が多くて、爽やかでとても気持ちいい!

■旅行記/9日目<ウィーン・芸術三昧編>_b0028216_0392462.jpg日は暮れませんが、夜八時。

世界三本指に入るクラシックのホール、楽友協会を観たかったので、コンサートチケットを取り、聴きに出掛けました。

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中はこの通り豪華絢爛。(拡大して観てみてね!)
音響も素晴らしいということだけど、どんなだろう?
7月8月はオペラ座もウィーンフィルも残念ながらお休みですが、
他のウィーンのオーケストラが演奏してくれました。

柔らかい音響。ソリストのフルートの音色にうっとりの夕べでした。

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コンサートが終わった後には、深夜までやっていたザッハーにまた寄って
トルテやケーキを頼んでカプチーノを飲み、余韻を満喫。

昼寝をして元気になった一同は、歩いてウィーンのヘソ、
シュテファン大聖堂まで散歩しました。
モーツァルトが結婚式とお葬式をあげたウィーンの人の心のよりどころの大聖堂です。
大きすぎて、広場の端まで下がったけど全貌は入らず。

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翌朝、ウィーンを発つ時にもう一度シュテファン寺院に行ってみたら、
中で教会音楽のリハーサルをやっていました。

小オーケストラと、老若男女の混声合唱で奏でられる荘厳な音に鳥肌。
28 mという身廊の高さに響く歌声と優しいホーンの音色、
教会音楽独特の哀しいようなうっとりするようなあやしいメロディ。

ウィーン、ありがとう。

by kazztomo | 2007-07-21 00:03 | 海外旅行記 | Comments(20)
Commented by mayu at 2007-07-21 10:58 x
まだ帰ってこないでよ、もっともっと素敵なところをみせておくれ~
Commented by おおおおお〜! at 2007-07-21 11:02 x
凄いな〜!僕も行ってみたい!
Commented by kazztomo at 2007-07-21 13:21
>mayuちゃん

そーなの…。なんだか寂しくなってきた…(;_;)。
もうあと二日で帰国だよ(泣)!
Commented by kazztomo at 2007-07-21 13:25
>おおおおお〜!さん

私もなかなか旅行に行くのは最初は腰が重くなりがちですが、
考えてみれば日本から飛行機でたった11時間半の場所なんで、
ぜひぜひ行ってみて下さいね。
本当に何ものにも替え難い素晴らしさでした☆
Commented by 小春の母 at 2007-07-21 15:22 x
クリムトってウィーンなんですね
そして結構大きな作品なんですね
本でしか見たことが無いので・・・

何所もかしこも素晴らしいですね~  
何所が青森の七戸に似ているのだろう?益々わかりません。 住む人間が似ているのかな??
私 最後から2番目の写真にひかれました!
このライトアップの色合い ず~っと見ちゃうだろうな~
母のいとこがまだ住んでいたら・・・父さんおいて親戚といけたのにな~
Commented by yuki at 2007-07-21 17:20 x
すごい!豪華で圧倒されます。
「躍る会議室」って・・・ 飲んで躍って接待=会議だったのかしらん。
それはそれで、興味ある歴史だな~。
寺院のステンドグラス、、、うっとりです。
暗い中にステンドグラスから漏れるあかり・・・・いいなあ~。
そんな中で音楽なんて聴いたら、、、、確実に寝ます(良い意味で)。
小学生の頃、ウィーン少年合唱団の歌声を聞いて寝た私です。ホントに心地良くって気持ちよくって。
Commented by shara at 2007-07-21 17:37 x
そうそう、クリムトの接吻はデカイよねー。
あの金の質感とかポスターじゃ出ない、圧倒的な迫力がある。
思い出した。(^^)

それはそうと、ウイーンで日本食&ケーキ以外おいしいものってあった?


Commented by あっちゃん at 2007-07-21 19:26 x
これまた素晴らしいですねぇ~
本当に会議室なの?っていうような絢爛さですね♪
当時の人ってどこにでもオシッコしてたって聞きましたよ~(TV)
その時のことを説明していたのが まさしくその会議室でした!!
寺院も素敵ですねぇ~
Commented by *tomo at 2007-07-22 00:01 x
>小春の母さん

そうですね。2メートル角以上だったと思います。
綺麗な強化ガラス?の中にうやうやしく飾られていましたが、
それにふさわしい大作でした。

ウィーンは、街全体が美術品と言っても良い美しさでした。
さすがクラシックの都ですね。いとこさんうらやましいです。

シュテファン大聖堂、すごい迫力でした。
周囲に高い建物がないということもあるのか、
ちょっと現実味がないようにさえ感じる大きさでした。
Commented by *tomo at 2007-07-22 00:08 x
>sharaさん

sharaさんはやっぱり行ってるんですねウィーン。
パリとか、ウィーンとかが似合うなぁ…とても(´∀`)。
そう、ポスターなどで見慣れている分、その違いに驚きますよね。
金の質感と絵の持つエネルギーが凄くてたじろぎました。

※おいしいもの?……うーん!私達の価値観の尺度ではなかった!(笑)。
Commented by kazztomo at 2007-07-22 02:52
>yukiさん

ここが会議室だというんだから、笑っちゃいますよね〜。
会議室にしちゃあまりにもきらびやかで、会議が進まず舞踏会ばかりしていたんで揶揄されていたみたいです(笑)。

寺院は、ウィーンの人の心のよりどころなんだろうなぁと思いました。不思議で重々しくて、ハリーポッターの世界だねこりゃって言ってました(笑)。ウィーン少年合唱団聴きたかったけど、少年なだけに日曜日の活動が主なようで、この時期の平日には聴けないそうで、残念でした。
Commented by kazztomo at 2007-07-22 02:54
>あっちゃん

会議室にしては豪華すぎますね…(-.-)
現代日本の基準で語っても仕方ないのかな〜。想像が付かないね。

たまには趣向を変えてもうちょっとシンプルな部屋がいいなとかは…思わなかったんでしょうねえ…。
Commented by byj_tmk at 2007-07-22 08:51
クリムト、もう随分前に池袋の西部美術館だったかなぁ、『ウィーンの世紀末展』で見た事あります。
確かに迫力ですよね。
そのとき一緒行った友達がその後交通事故で亡くなったりとか・・・色々思い出しました。
しかし今回の旅、ナイスチョイスですねー、じっくりとこんな旅に行けるtomoさん羨ましいですョ!^^
Commented by shara at 2007-07-22 15:17 x
>おいしいもの?……うーん!私達の価値観の尺度ではなかった

やっぱ?(笑)
友達に「今度行くんだけど、何がおいしかった?」って聞かれて、
「うーん・・・・・・ない。あちこちで食べたザッハートルテの印象しかない。」って答えたんだけど、ふふふ。
Commented by maisensei at 2007-07-23 09:39
いいですね~!!ウィーンでザッハートルテ!私も去年、ウィーンにちょっと寄りました。シュテファン大聖堂では美しさに圧倒されて、しばしその場に・・・。メイデーでお店はほとんどしまってました(笑)!次はゆっくりいきたいな~。
Commented by mikichanpoo at 2007-07-23 20:04
クリムトの”接吻”が好きで、独身の頃1000ピースのジグゾーパズルをやりましたが、金色だらけで気が狂いそうでした。毎日1時間で1ヶ月くらいかかりました~。実物はそんなに大きいんですね~。
現地でザッハー食べたい・・・。
Commented by kazztomo at 2007-07-24 01:09
>とまこんさん

とまこんさんも見ていたんですね(´∀`)!
クリムトは写真集も持っていたりして凄いなぁ、良いなぁと思っていましたが、
今回接吻の実物を見たのは、本当にショッキングでした。
私達は観光名所に行くのを多少削っても、街の雰囲気を味わったり、
ピンポイントで見たい美術館だけ見に行ったりしたんで、
短い時間だったけれど充実していて本当によかったです。
お友達、寂しいです。でもきっとそうやって思い出してくれたら喜んでくれていますね。
Commented by kazztomo at 2007-07-24 01:09
>sharaさん

いやー!sharaさんも?(爆笑)!
あっちこっちで食べたケーキの印象しかない、よ、ホントに〜(笑)。
前回スペインでがんばってスペイン料理ばかり食べて痛い目みてるし、
そもそも私達は最初からどんなに現地の方にとっておいしいモノがでてきても、
美味しいって言えるようなバイリンガルな舌の持ち主じゃないから、諦めてんだ…(哀)。ゴハンだもん、コメコメ!…でもsharaさんまでそう言うなら、あながち私達のせいだけじゃないのかも〜!
日本ほど世界中の美味しいモノが食べれる国ないものね〜ヽ(´∇`)ノ
Commented by kazztomo at 2007-07-24 01:09
>maisennsei

おお、まい先生も?!
あれ?そう言えば去年かブログで演奏旅行していたのが載っていたのはこっちの方でしたっけ(´∀`)?!
さすが、ピアニストだと何だかんだで用事ができるんですよねきっと☆
ぜひ今度はゆっくりご滞在を♪♪
Commented by kazztomo at 2007-07-24 01:09
>みきぷーさん

あの金箔っぷりったら、凄いですよねえ。
クリムトは日本的ですから、日本人が好きになるのも無理はないですよね〜。

現地でザッハー、気候風土に合っているとはこのこと!でした。
本当に、みきぷーさんたちには一度行ってみて欲しい国、
チェコ、ウィーンはナンバー1だなぁ。

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